カウンセリングのお問合せが増えています。
勇気を出して電話をかけてくれたことが嬉しいです。
「私のような悩みでも相談できますか?」
「カウンセリングは初めてで緊張します」
などの声も多いです。
私自身が苦しかったとき、カウンセリングを受けたいとどれほど思ったことか。
それでも私にはカウンセリングを受ける勇気がありませんでした。
そんな思いもあって、私は以下のようなカウンセリングを行っています。
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私が行うカウンセリングの特徴は以下の通りです。
お相手の方や状況に応じてかなり変化しますが、参考になればと思って思いつくまま書いてみます。
○意見したり、評価したり、教えたりしません
お聞きした話に対して、私の意見を述べたり、良い悪いで評価したり、何か教えたりすることはありません。
教えることがあるとすれば、どちらかと言えば理論的なことです。
教えようと思いながら話を聞くことは不可能です。私は聞くことそのものの効果や意義を重視しています。
もちろん、求められればアドバイスをすることもありますが、基本的には私が何かを教えるのではなく、一緒に考えることを大切にしています。
○理解することに努めます
何を言わんとしているのか、どのようなお気持ちなのかを理解するよう努めます。
意外に思われるかもしれませんが、これが私のカウンセリングのメインです。
○励ます代わりに事実に目を向けるよう促します
励ましの重要性も理解しているつもりですが、安易に励ますことはありません。
励ますことがあるとすれば、よほど理解が進んだ時か、よほど信頼関係が築けてからです。
自分や他人を評価する代わりに、評価や解釈せずに物事をありのままにとらえることを大切にしています。
○カウンセラーとクライアントは対等だと考えています
私が教える人で来られた人が教わる人といった前提で関わることはありません。
年齢、性別、職業、社会的地位、教養、学歴、能力、容姿、知識、技術、経験など、一切の上下関係はありません。
ちょっと専門用語で、doing(行為)とbeing(存在)というものがあります。
私のカウンセリングでは、終始、doing(行為や行為に関係するもの)ではなくbeing(存在そのもの)に目を向けます。
私は私を信頼し、尊重しているのと同じように、来られた人を信頼し、尊重します。
そのような人間観が私のカウンセリングの前提です。
○いくつかの心理療法を駆使しながらカウンセリングを行います
通り一辺倒のカウンセリングではなく、おひとりおひとりオーダーメイドのカウンセリングを行います。
「こんなに時間をかけて、親身になって聞いてくれるところは今までなかった。こういうところに行きたかったし、こういうところは初めて」
と言われることが多いです。
○表面的な問題の解決よりは、根本的な問題への取り組みを重視します
目の前の問題の解決も重要で無視できませんが、問題の背景に一定のパターンや、行動・考え方のクセが見られることが多いです。
そこにも目を向けて、今後同じような問題が起こらない対策を一緒に考えていきます。
認知行動療法による考え方や行動の修正を目指したり、コミュニケーションスキルを身につける訓練を行うこともあります。
○楽しませるつもりはありませんが、楽しいと言って喜ばれることが多いです
私はそれほど話し上手ではありませんし、楽しませる意図はありませんが、通われる方は楽しいとおっしゃいます。
自分の考えや気持ちを自由に話し、意見されず、評価されず、理解される時間は楽しいようです。
自分のことが理解されると同時に、自分で自分を深く理解する経験もまた楽しいようです。
自分自身を客観的に見つめ、受容し、認め、大切にするよう変化していく時間は、何にも代えがたい貴重な体験のようです。
以上参考になれば幸いです。
お気軽にお問合せいただければ嬉しいです。
ご連絡をお待ちしています。