こんにちは、坂野です。
今日は「そのままでいい」ということについて書こうと思います。
たとえば子どもが学校のテストで100点を取って帰ってきたとします。
親としては、嬉しくまた誇らしく思って、たくさん褒めるかもしれません。
一方また別の日に、今度は0点の答案用紙を持って帰ってきたとします。
びっくりして、ガッカリして、つい叱ってしまうかもしれません。
前者の場合に「そのままでいい」と言い、後者のときは「そのままではよくない」と伝えるなら、これはもしかすると「親の評価」を伝えていることになるかもしれません。
もし「親の評価」を伝えたいのなら、それでいいかもしれません。
ところで、子どもがどんな状態であっても、「そのままでいい」と言うのはいかがでしょうか?
「何でもいいわけはないでしょう」と言われるかもしれません。
確かにそうかもしれません。
ただ、子どもには、どんなときでも「そのままでいい」というものがあると思います。
それは、存在価値です。
そもそも、存在にいいも悪いもありません。存在は、評価したり比較したりできないからです。
子どもたちには、できるだけたくさん「そのままでいい」と伝えたいものです。
これは、行為と存在を切り離して初めてできることかもしれません。
子どもに親の「評価」ではなく、「そのままでいい」という親の気持ち(=受容)が伝わって初めて、親の愛が伝わったことになるのではないかと思います。
今日は「そのままでいい」ということについて書いてみました。
必要な人に届いたら嬉しいです。